第30回6月12日(日)参加者募集中です。
第30回「気楽会の観光案内課」
日時:2016年6月12日(日)9:00~16:00
集合場所:気仙沼市役所
参加費:2000円
お問い合わせはメールで
kesennuma_kirakukai@yahoo.co.jp 主催:気楽会
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ご無沙汰しています、ともです。
前回の話から時間が空いてしまいました。
そう、なぜ日本酒には余計なアルコールが添加されているのか?
ワインのように”純”清酒の割合がなぜ少ないのか、というところまででした。
長文に加え、興味のない人にはとても申し訳ありません。
※主に要因の一部に焦点を当てています
話は戦後になりますが、さかのぼること60年ほど前、
日本は復興のために、たくさんの税収を必要としていました。
いろいろなカテゴリの中でも酒やタバコは、
価格に対して高い税率を掛けられるものとして、
当時から現在に至っています。
お酒に対し政府はこのとき、一定量の米からできるだけ多くの
税金を徴収できるよう、あるカラクリを設け、酒造会社が「清酒」として
販売出来るよう容認しました。
それが純粋にお米から出来たアルコール以外のものを
混ぜる事でした。
この方法はすでに第二次世界大戦中、米不足の際にお酒が必要となり
米で作ったもろみ(搾る前の段階)に工業的に作ったアルコール、
糖類、酸味料、その他化学調味料、水を加えるといった方法として
確立されていました。
そうすることにより、たとえば精米したお米1トンから
2,100リットルの純米酒が出来るところを、2,800リットルにも
稼ぐことが出来ます。
つまり約33パーセントも増やすことができるのです。
しかしこれは醸造アルコールのみを添加したときの話で、
パック酒などによく見られる、糖類・酸味料などを混ぜた場合には
もっとリッター数を増やす事が出来ます。
その流れがこの現在までも続いているのです。
吟醸酒という高級酒へ添加する場合には、味を調えるという役割が
あったり、本醸造という普通酒にいたっては、コストを下げる目的以外、
飲み口を端麗にするといった都合のいい意味でも添加されていますが、
趣味、志向が多岐にわたり、嗜好品へのこだわりが強く求められる現代
にいたっては、この考えは見直すべきではないか?と思っています。
根本的に見直す最初の段階として、しっかりと造られた本物のお酒を
清酒・日本酒とし、それ以外の三増酒(上で書いている、
お酒の量を三倍に増やすといった意味から名づけられた三倍増醸酒)
や本醸造・普通酒を
清酒風リキュール、や清酒風アルコール飲料
といったカテゴリーに分別することです。
(ビール業界ではしっかり発泡酒、その他の雑酒と分かれています)
これは今後の日本酒存続に必要な方法だと思っています。
お酒は問わず誰もが楽しめる嗜好品です。
自分も一個人として、その他のアルコール類が添加されたお酒を
飲みながら、気楽会メンバーや友人と談笑し、楽しい時間を過ごすことも
たくさんあります。
お米以外のアルコールが添加されることが悪いとは思いませんが、
必ず本物とそうでないものを分ける必要がある
と思っています。
そして本当の情報を消費者に伝え、本質を見抜いてもらう事が、
国や機関、団体、そして酒販店の使命だと思っています。
ワインに使用されるぶどうは、お米に比べると比較的単純な
工程を経てアルコールへと変化できますが、清酒の場合、
お米をアルコールへの変化させるまで、並大抵の苦労では
賄えない努力がそこにあります。(温度・菌管理・醗酵・仕込み過程等)
この日本が世界に誇れる技術と味が今、長らく深刻な問題に瀕してい
ます。 参考サイト
まだまだ書きたい事、字足らずな事はありますが、
そろそろこの辺で。。
本当の日本酒は旨く、香りよく、
何よりセクシーで、二日酔いしません。
ワインは葡萄100%ではありません。
法律的にワインには補糖が認められております。
糖度が12度以上ないと、アルコール発酵が十分に行えません。ですので、ビーツ等野菜を生成した砂糖を加えております。
では、日本酒のようにアルコールを添加するのと、結果的にアルコールに転化する砂糖を加えるのはどこが違うのでしょうか?
鶏が先か卵が先かの50歩100歩というところです。
別の視点から。
ワインには酸化防止剤が入っておりますが、日本酒ではパスチャライズするので劇薬である酸化防止剤のような恐ろしい物を入れる必要はございません。
劇薬を入れるということはアルコール添加以上に深刻な問題です。特に最高級ワインには皆は言っております。
しかも醸造の過程で5回に分けて添加されているのです!
しかも、フランスではこの酸化防止剤が醸造家の間で深刻な問題になっており、現に「酸化防止剤アレルギー」と呼ばれいるほど重大な問題になっております。
よく、ワイン通を気取っている輩は、この事に大変無知で、日本酒は不純物が入っていて本物ではない!と喧伝しているのは本当に変な話です。
この本物/偽物を話す際、純米酒かアル添酒か!なら良い視点で賛同出来ますが、ワインを引き合いに出すのだけはご勘弁願います。
ありがとうございます!
ご指摘頂いた通り、
ワインには醸造過程で発酵を促すために
糖類を混ぜる、酸化を防ぐため、雑菌繁殖を
抑えるために多段階に分け0.35g/リットル以下
の酸化防止剤を添加する事が許されています。
わたくしも酒屋をしています都合上、
ワインへの添加については理解はしていましたが、
今回「醸造量を増やす目的で造られた日本酒」と
比較するにあたり、「それを目的としていない
ワイン」を100%無添加のような表記とし、
その大事な部分には触れていませんでした。
読み返し、前回書いた記事の
「ワインはぶどう100%で出来ている」という
完全に誤解される表記を直しました。
感謝と同時に深くお詫び致します。
つい勢いで書いてしまうのは良くないでね・・・
他にも何かありましたら宜しくお願いします!
ありがとうございました。
とも様の真意も汲まず、こちらこそ勢いで生意気なタイトルをつけて大変失礼しました。
ついでに日本酒での一言。
日本酒での「ブレンディング技術」ご存知ですか?
これも量を増やすためにアル添と合わせて行われております。
実は蔵元は一日に一度に多くのタンクを仕込みます。ですので発酵の出来不出来ではなくて、スケジュール通りに製造されます。当然ベストの状態で搾られるとはかぎりません。
つまりタンク毎に味が違うのです!
で、味がバラバラな不出来な日本酒をブレンドし、最後に醸造用アルコールを添加して均一化とキレを出します。
ウィスキー並みのブレンディング技術です。
ということは、本当に「仕込みの上手さ」を消費者は味わっているのでしょうか?
実際、この「米・米こうじ」からの並行複発酵による「仕込みの上手さ」が醸す純米酒はどれだけあることでしょう!
タンク一本毎を丁寧に造り、直接瓶詰めしている蔵は本当に実力のある蔵です。
酒屋さんであるならば、そのような視点での本物の「造り」の酒を売って頂きたいと思います。